【オタ活・感想・考察】うたプリ マジLOVEスターリッシュツアーズ【ネタバレ有り】

2023年11月1日オタ活アニメ,うたプリ,映画

9月2日に公開されました「劇場版うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ」。
見てきてとっても感動したので、感想とゆるい考察などを書いていこうと思います!!!!!

ご存知ない方のためにさらっと説明いたしますと、「うたの⭐︎プリンスさまっ♪」という二次元男性アイドルコンテンツがありまして。そこに登場する「ST☆RISH」というグループの音楽ライブが映画の内容になります。映画単体にストーリーはなく、実際のライブと同様、楽曲披露とMCで構成されています。

まず楽曲がとても良い。そして曲の世界観を表現する迫力ある演出。キャラクターの魅力が最大限に表現された歌声とCGモデリング。どれも製作者の「妥協しない」というこだわりを感じます。

時間は60分を少し超える程度。うたプリを知らない人も気軽にふらっと見に行って、高品質の音楽と映像を体感して欲しい。

見ればたちまち体調が良くなり代謝が上がり、夜は快眠、次の日は体重と体脂肪率が下がり、肌は絶好調。ソースは私です。

さて、次の章からはネタバレを含む感想になります。読みたくない方は今すぐ端末を閉じ、可能であれば映画館にいきましょう。

「世界は一つだ」と響けよMusic

今回のライブのテーマは、スターリッシュツアーズという題名にもある通り、「旅行」です。ST☆RISHのメンバー(以下プリンス)が、外国を楽曲とステージで表現します。「その国らしさ」も「プリンスらしさ」も壊さず、魅力を組み合わせて表現しているのが素晴らしい。

これは名前を聞いた時からずっと思っているのですが、コロナ渦や戦争でのこの状況に「旅行」というテーマを持ってくるの、とってもエモくないですか???

そして海外の魅力を思う存分堪能した後「SAMURAIZUM」で日本に戻ってくるのもエモだし、その後宇宙にいっちゃうのもエモエモのエモ。

アニメ初期に入っていたナレーション「音楽で世界を変える」の「世界」とは、今の彼らにとっては宇宙レベルのことを意味していて、この世に存在する全てという規模なんだなぁって。

そう考えた上で、テーマソングのマジLOVEスターリッシュツアーズの歌詞をじっくり読んでみると、心に深く感じるものがある。

今日を迎えられる喜びを。

見たことのない絶景ってヤツ

冒頭でも書いたけれども、楽曲、演出、CGモデリングの品質が高すぎます。どれくらい工数と人件費をかけたんだろう。

まず楽曲。シンプルに歌がうめぇーーーーーーーーーー。10年追ってるから10年ほど前の歌と比較してしまうんだけれど、それと比べて全員めちゃくちゃ歌唱力が上がってる。伴奏や歌詞に合わせて、ちょっとだけ歌い方のニュアンスを変えるなんて繊細なことをしていて、ほんとすごいんです。。。

演出もすごい。各国や曲の世界観からモチーフを取り込むのは、もはや当然のようにやっています。真斗くんの曲、北欧の雪国での、スノードーム+沢山のキャンドルライトが本当に、綺麗以上の言葉が出せないのがもどかしい。

メインボーカルのプリンスに加え、他メンバーがサポートで入っているのがめちゃくちゃ良かった。曲に合わせた衣装やダンスをしてくれるから、プリンスの別の魅力が見れて嬉しい。レン様の激しいアルゼンチンタンゴで、情熱的で大人が翔ちゃんが見られたの良かった。那月くんのステージには、レン様と翔ちゃんが着ぐるみ着て踊ってくれてて、本当にアゲリシャス。感謝。

CGモデリングもめちゃくちゃ力入ってました。音也くんの胸板と鎖骨の肉感がめちゃくちゃ表現されて、なんて色気なの!!!!!
那月くんの足と腕がほっそいの!!!!!ステージの最後、お辞儀するシーンめちゃくちゃ綺麗でびっくりしちゃった。
モデリングだけじゃなくて何気ない仕草なんかもこだわっていて。那月くんがすごく丁寧で紳士な所作をしていて。自分の想像力を超えた動きだったので「これが四ノ宮那月・・・」となってしまった。

ステージだけじゃなくてMCパートも作り込まれている。基本順番に喋っていくんだけど、喋っているプリンスの隣でその言葉に反応して動いたりわちゃわちゃしたりしていて、全然手が抜かれてない。
音也くんの「じゃあそっち行くねー」って台詞、あえてなのか、芝居ががっていない言い方で、普通にライブしたらこんな感じなんだなぁって感じられてとても好きです。

君も主役だよ

一番泣いたのはやっぱり、ファンからST☆RISHへのサプライズ。
プリンス達も全く知らない状態で急に会場が真っ暗になって、みんなが「えっ」てなっている時に、観客席の白ライトによって浮かび上がる「ST☆RISH ダイスキ」の文字。

ST☆RISHはいつも私たちに幸せをくれるのに、こちらからは何もできなくて本当にもどかしいってずっと思っていました。喜んでもらえた様子から疑似的にでもちょっとでも返せたような気持ちになって泣きました。

そしてステージ中央の青い地球だけポッカリ明るくて、その周りに白いライトが点っている感じが、「ファンも一つの星である」ことを表しているみたいで素敵でした。いつもプリンス達は「君の名も含めてST☆RISH」って言ってくれるけど、「いやいやそんなわけないだろ」ってずっと思ってた。
でも今回の演出で、もちろんプリンス達が一番輝く星なんだけど、私たちも小さながらも一つの星であるってちょっと思えたかな。素敵でした。

愛をボナペティ

すみません、ここからは推しについて語らせていただきます。笑

ひとことで言うと、四ノ宮那月の成長が見れて本当に嬉しかったです。

10年前はダンス苦手だったはずなのに「UUUU」で激しい動きもばっちりこなしてた。

リアルの世界ではもうすっかり当たり前になった親指と人差し指でハート作るやつ、あれもやってくれてて、ちゃんと世の中の流行を取り入れてて偉い。前回の劇場版、マジLOVEキングダムで翔ちゃんやレン様がやってるの見て、僕もやろうって思ったのかな。

あとアニメ「旅の始まり」でも思ったんだけど、「あれやりませんか」「これやりませんか」って提案をたくさんしていたのも成長を感じました。
元々、歌詞作りでも思いつきの言葉を並べて作り上げてしまうくらい、アイデアマンの那月くん。でも自己肯定感が低くて、人の意見を否定したりされたりが怖くて、自分の意見を言わなかったんだよね。今は恐れず発言できるようになったね。みんなを信じることができた君はすごいよ。

ソロステージも、みんなで一緒に楽しめる振り付けを考えたり、誰かの恋を応援するパティシエ役として立ったり、自分の「やりたい」が外に向いてるのがすごく良かった。
過去に辛い思いして、「誰よりも幸せになれ」と願われて、キングダムで「幸せです」って言ってて私は涙したけど、今誰かの幸せを願えるようになったんだなって。

誰かの幸せを願うって、自分が満たされないとできないんですよ。願えるくらい幸せになれたってこと。そのことにまた涙した。ねぇ砂月くん見てる???

正直、夢女な私としては愛情表現なステージも期待してはいたんだけど、傍観者として応援する彼を見ながら「まぁ那月くんの恋人は私だからな」って謎に一人で彼女ヅラしてました。

映画見終わったあと「愛をボナペティ」の歌詞を真面目にもう一度聞き直したんだけど、とっても大人な歌詞だったのでびっくりしました。

「お菓子でも恋でも 甘さだけじゃ何かほら足りません」
「人生みたく苦味10% 隠し味たっぷりでOK」

サビの一番最初にある「C’est la vie.」、これはフランスの方がよく口にするセリフで「ま、これが人生だよね」って意味なんだって。那月くんにとっては、お菓子も恋も人生も、甘いだけじゃなくて苦み10%くらいの隠し味で作り上げていくものなんですね。

これまでのつらかったことを受け止めて人生を肯定できるのがすごいというのがまずあるのと。こういう俯瞰した考え方ができると、何か辛いことがあっても動揺せずフラットに構えられるんだよね。「あー、今、苦味10%タイムですね、おっけーです」みたいな。これめちゃくちゃ大人の余裕だよなぁ。

なつきくんの人生観を、好きなものを通してあわらしている。スイーツ、着ぐるみや可愛いキャラクターたっぷりのファンシーなステージでも、彼の根幹である思考の深さは歌詞につまっていて、そんなところが那月くんの魅力なんだって改めて気付かされました。

「C’est la vie.」なんて単語、幼い頃に聞いても意味なんてわからんだろうし、大人になってから本当の味がわかるすごい言葉だなぁって思う。
でもそういえば「☆yell☆」のころから似たような内容の歌詞をずっと歌って来ていたなと思い返してみたり。

愛をたくさんごちそうさまでした。

まとめ

何度でも見れる。60分なんてあっという間。1日に2回も観た。初回は泣いた。2回目はなんとか楽しめた。まだ何度でも行ける気持ち。というか今月はもうあと3回観にいく予定が立ってます。

現実に戻るのは辛いけど、もし耐えられなくなったらまたサクッと見に行けばいい。そう思うと生きる希望が沸いてくる。こっちには泣いたら抱きしめてくれる優しいプリンス達がついているのだ。ちょっとアレなことが起きてもなんてことないのである。

うたプリを、ST☆RISHをずっとずっと好きでよかったなぁと思いました。

うたプリを見たことがない方は見聞を広げるような気持ちで、一度離れたプリンセスは彼らの進捗を確認するくらいのゆるい気持ちで是非見てほしい。

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Posted by めあり